医学生のeveryday

major in medicine

医学生の分子細胞生物学学習日記(21)

最終分化…いったん分化すると二度と分裂しなくなる 骨格筋細胞、ニューロン

いったんある特定の型へと分化した細胞はそのあともその分化状態を維持するのが普通

分化後も、個体の一生を通じて何度も分裂を繰り返すものも多くある

細胞記憶…細胞が増殖しながら独自の型を維持する

 正のフィードバックループ…カギとなる転写調節因子が、細胞の型に特異的な遺伝子とともに自分自身の遺伝子の転写をも活性化するやり方。自己維持的な遺伝子発現回路を築くのに不可欠な仕組み

              この回路のおかげで細胞に特定の運命をたどらせ、その情報を子孫へと伝えていける。

 共有結合性のDNAメチル化・ヒストンの修飾

  エピジェネティックな遺伝…DNAの塩基配列を変えることなく親細胞から娘細胞に遺伝子発現パターンを伝える

 

細菌…mRNAがほんの数分しか保たずに分解されるが、この不安定さのおかげで環境の変化に素早く対応できる。

 

RNAの寿命は、翻訳配列の上流、下流両方に存在する非翻訳領域にある特異的な塩基配列によって左右される

多くの場合、これらの配列に、RNA分解にかかわるタンパク質の結合部位が含まれる。それぞれのmRNAには、自身のタンパク質への翻訳の頻度や効率の調節を助ける塩基配列も含まれる。